オリエンタルランド(4661)が入園者数2期連続減、USJは5%増で対照的な結果に

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東京ディズニーランド®・東京ディズニーシー®を率いるオリエンタルランド(4661)は4月3日、2016年度(2016年4月~2017年3月)の入園者数を発表しました。

東京ディズニーランド・東京ディズニーシー 2016年度入園者数(速報)

2パークの合計入園者数は、速報値で30,004千名と、前年同期比99.4%となり、2期連続の前年割れを記録しました。同社はこの理由を台風や雨天の影響によるものとしています。

(参考)過去のTDR入園者数推移
・2011年度:25,347千人
・2012年度:27,503千人
・2013年度:31,298千人
・2014年度:31,377千人(過去最高)
・2015年度:30,191千人
・2016年度:30,004千人(今回)


一方、コムキャスト(CMCSA)率いるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は15年目を迎え、前年比5%増の1,460万人となり、明暗を分ける結果となりました。

料金はTDRの1Dayパスが7,400円に対し、USJは7,600円と200円高くなっておりますが、「フライング・ダイナソー」の稼働など、話題に事欠かなかったUSJの勢いは衰える気配はありません。

懸念されるのはTDRの今後の業績の行方です。
これまでショーを中心とするスペシャルイベントで話題性を喚起してきましたが、新アトラクションの計画も目白押しです。

東京ディズニーランド®では、トゥモローランドエリアのグランドサーキット・レースウェイとスタージェットを閉鎖し、ベイマックスをテーマとした新アトラクションを建設予定。
また、ファンタジーランドに「美女と野獣エリア」を作る計画です。

一方の東京ディズニーシー®でも、メディテレニーアンハーバーに新アトラクションの計画があり、集客のテコ入れを図る予定です。

やはりイベントだけでは限界があること、そして新アトラクションによる話題性が何よりの集客力になることは新興のUSJを見れば明白ですから、今後のTDRのリニューアルが待たれます。
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訪日外国人数が初の2千万人突破!東京五輪までに4千万人目標、となれば次なる投資先は・・・。

日本政府観光局が発表した2015年度の訪日外国人数は、前年度比45.6%増の2,135万9,000人となり、初めて2千万人の大台を突破しました。

政府は、東京五輪が開催される2020年の訪日外国人数を、2倍の4千万人に引き上げています。

インバウンド銘柄で、マツモトキヨシ(3088)などのドラッグストアや、三越伊勢丹HD(3099)などの百貨店が大きな恩恵を受けましたが、さらに倍を目指すとなると、次は宿泊施設でしょうか。

現在でもすでに施設が確保できず、民泊が話題になっていることから、より一層供給面でタイトになることが予想されます。

とは言え、ホテル等の新たな建設には完成までに時間も掛かりますし、五輪後、景気が冷え込んできた場合に供給過多に転落することも考えると、不動産銘柄に走るのは短絡的でリスクも高いでしょうか。

東京五輪を一過性の需要増ではなく、長期的な成長のためのステップアップにできる投資先を見出したいものです。
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