飛ぶ鳥を落とす勢いのRIZAPグループ(2928)、1株利益は前期比4.8倍に!

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5月15日、「結果をコミットする」のCMで有名なRIZAPグループ(5713)が2017年3月期の決算を発表しました。

決算の内容は以下のとおりです。

(科目/2016年・2017年(今)・2018年(予))
・売上高/53,937・95,299・150,202(百万円)
・営業利益/3,159・10,212・13,010(百万円)
・1株利益/12.51・60.25・62.84(円)
・1株配当/7.60・12.10・12.57(円)


なお、営業利益率は10.7%、ROEは56.4%、自己資本比率は17.8%でした。

今回の決算発表のトピックスは、なんといっても大きく伸長した業績でしょう。売上高は前年比76%増、営業利益は2倍超、当期純利益は4.8倍になっています。

今回の大幅な業績の拡大の要因はやはり次々と手掛けるM&A(企業買収)によるものでしょう。

この会計年度中に新規で6社の企業を買収し、連結対象となっております(株式会社日本文芸社、株式会社パスポート、株式会社エンパワープレミアム、マルコ株式会社、株式会社ジーンズメイト及び株式会社ぱど)。

一昨年より展開している「RIZAP GOLF」が期待を大幅に上回る反響がある他、事業提携においては、RIZAPのブランド力を活かして、ファミリーマートやピザハットとのコラボ商品が想定を大幅に上回る売れ行きであることなど、相乗効果で収益に貢献しています。

ジーンズメイトやぱどなど、イマイチパッとしない企業(グループ入り前から大幅な営業損失を計上していた企業も多い)を次々と買収してRIZAPブランドと相乗効果で収益体質を改善していく再生工場のような役割を果たそうとしています。

段々と大型の企業買収も増えてきており、自己資本比率も17.8%とかなり低くなってきておりますが、経営陣はここが1つの勝負時と踏んだのでしょう。

来期の見通しは一服といった感じですが、更なる企業買収でまた市場をアッと言わせてくれるのではないかと期待をしております。
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東京個別指導学院(4745)が2017年2月期の決算を発表しました

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4月5日、ベネッセグループ傘下の東京個別指導学院(4745)が2017年2月期の決算を発表しました。

2017年2月期 決算短信(非連結)

2017年2月期決算説明会資料


その内容は以下のとおりです。

(科目/2016.02期・2017.02期・前期比)
・売上高/17,094・17,909(百万円)・+4.8%
・営業利益/2,217・2,305(百万円)・+4.0%
・経常利益/2,223・2,308(百万円)・+3.8%
・当期純利益/1,383・1,438(百万円)・+4.0%
・1株利益/25.48・26.50(円)・-


これで5期連続の増収増益の達成となりました。

営業利益率は12.9%、ROEは17.5%とどちらも前期と大きな変化はなく、配当も予定通り期末配当で13.0円、通期で26.0円を予定しています。

なお、2018年2月期の業績予想については以下のとおりです。

(科目/2017.02期・2018.02期・前期比)
・売上高/17,909・18,800(百万円)・+5.0%
・営業利益/2,305・2,560(百万円)・+11.0%
・経常利益/2,308・2,561(百万円)・+11.0%
・当期純利益/1,438・1,690(百万円)・+17.5%
・1株利益/26.50・31.13(円)・-


6期連続の増収増益の実現の見通しも明るいようで、中でも当期純利益は17.5%と伸長幅が大きく期待が持てます。

四季報予想では2018年2月期の1株利益を33.2円としており、会社発表の予想に若干の物足りなさを感じるところですが、経営陣の頑張りに期待したいところです。

気になるのは配当金の多さ。今回発表された2017年2月の1株利益は26.50円に対し、1株当たりの配当金は26.0円と、配当性向は98.1%にも上り、ほぼ利益の全てを配当金で吐き出しております。

2018年2月期の予想も、業績見通しに対する配当見込みから算出した配当性向は、83.5%を予定しています。

事業拡大のために教室数を新たに5教室増やすなど拡大の過程にある同社ですが、自己資本が78.4%と高いとは言え、タコ配寸前まで配当する必要があるのかは疑問が残ります。

親会社のベネッセのように一度個人情報が流出したり、明光義塾を運営する明光ネットワークジャパン(4668)が残業代不払い問題を受けてブラック企業と報じられた時のように悪い噂がひとたび立てば、信用と信頼で成り立つ事業だけにすぐに顧客が離れていき、直接利益に影響します。

タコ配になったり、減配したりすれば株主はすぐに離れていきかねませんから、株主への利益還元も大切ですが、過度な株主ファーストはし過ぎないで、顧客や社員・アルバイトなどにももっと還元してもらったらいいな、と個人的には思います。

5月には株主総会を控えています。現在は株価が吊り上っている状況で、果たしてどんな話が聞けるか、楽しみに待ちたいと思います。

東京個別指導学院(4745)が取得価格の3倍に達しました、そろそろ出口戦略考えるべき?

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米国ではオバマケアの廃止に失敗し、日経平均株価は300円近く下げました。
しかし、そんなことはどこ吹く風、東京個別指導学院(4745)は前日比+143円 (+9.53%)と大幅な上昇を示しました。

以前にも書きましたが、これは創業者が株式を大量に買い戻していることが伝わり、一気に株価が吊り上がりました。

東京個別指導学院(4745)の最近の株価上昇の理由(02/20)



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(SBI証券より)

私の場合は、2016年10月に530円台で購入しましたので、5ヶ月足らずで3倍になったことになります。
大変有難いですが、元々は長期保有目的でしたので、一度利確すべきか悩んでいます。

保有したままでも十分配当利回りもいいので「このままでもいいか」と思わないでもないですが、過去にここまで上昇した経験がないので、何だか落ち着きません。

損切りは素早く、利確はじっくりと・・・とはいいますが、利確でも焦っており、さぁどうしたものかと思い悩んでいます。
我ながら全くもって贅沢な悩みです。

東京個別指導学院(4745)の最近の株価上昇の理由

2月20日付で、東京個別指導学院(4745)が主要株主の異動に関するプレスリリースを発表しました。
今回の発表は、主要株主からの大量保有報告書の変更報告書提出を受けてのもので、3位の個人株主がさらに株式の保有割合を増やしたことによるものです。

私にとっては数少ない保有銘柄の1つではありますが、2016年10月に購入以来、あっという間に上昇し、株価は間もなく購入時の倍にもなろうとしています。
2月決算の権利取りかと思っていましたが、大株主が買い増していたんですね。
資金の少ない個人株主にとっては有難いですが、株価上昇が一過性のものであるなら一度利確した方がいいかもしれません。
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自ら定めたアセットアロケーションに基づき長期投資を実践しています。
日米の個別銘柄を中心に、債券からリート、ETFからインデックスファンドまで、投資に関する気になったトピックを毎日ピックアップして更新しています。

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