「朝セブン」に見る、外食産業とコンビニが顧客を奪い合う未来

2017年5月までの期間限定で実施されているセブンイレブンの「朝セブン」。
対象のパンとセブンカフェのコーヒーがセットで200円というこの企画。そのお得感から、最近私も頻繁に利用しています。
同じようなサービスをマクドナルドでも実施していますが、街を歩けば必ず存在するコンビニとは違い、常に手の届くところにはないだけに気軽さでは断然セブンイレブンに分があります。
最近では、ハンバーガーチェーンや牛丼チェーンなどの市場を、コンビニが相次いで参入し、シェアを奪っているように思います。
その証拠に、コンビニ各社は新たな商品開発に余念がありませんし、イートインスペースを設ける店舗なども増えてきて、その思惑は露骨に映ります。
一方で、日用品などのコモディティはコンビニからドラッグストアが取って代わっているように思います。
最近のドラッグストアの急成長は、調剤の強みに加えて、集客のための日用品の安値販売でコンビニからシェアを奪っており、店舗数がコンビニ並みに増え続けています。
コンビニエンスストアの「外食産業化」と、ドラッグストアの「コンビニ化」。
業界ごとの垣根は段々と薄れ、いずれ区分はなくなり競争の時代になる気がしています。