積水ハウス(1928)が第4次中期経営計画を発表しました

3月9日、積水ハウス(1928)が2017年~2019年の3ヶ年計画である「第4次中期経営計画」(以下「中計))を発表しました。
本中計における1つ目のトピックスとしては、4つのビジネスモデルによる事業を推進でしょう。
従来のビジネスモデルである、「請負型ビジネス」、「ストック型ビジネス」、「開発型ビジネス」に加えて、「国際ビジネス」を推進するといいます。
これは前回取り上げた、海外子会社の再編についてもこの中計に対する布石と思われます。
(4つのビジネススタイルとは)
・請負型・・・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの普及
・ストック型・・・生活提案型リフォーム、リノベーションの強化
・開発型・・・2リートに対し安定した供給を行い、利益創出
・国際・・・オーストラリア、米国等海外への事業領域の拡大
もう1つのトピックスとしては、経営目標も年々業績を拡大する計画を発表です。
(項目/2017年度・2018年度・2019年度)
・売上高/21,440,000・2,200,000・2,383,000(百万円)
・営業利益/192,000・200,000・230,000(百万円)
・営業利益率/9.0・9.1・9.7(%)
・EPS/185.4・191.2・215.9(円)
・ROE/11.3%・10%以上・10%以上
建設業は景気の動向に左右されやすいという一面もありますが、積水ハウスの場合、リーマンショックの頃に株価600円台まで株価が急落したときと比べて、現在では様変わりしています。
海外への事業展開や、積水ハウス・リート投資法人、積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人等の立ち上げなど、ビジネスの柱を増やしてそれぞれ育てることで収益基盤は安定しつつあります。
第4次中計でその4つの柱を育て、強化するものと思われ、より景気や金利動向の急変にも耐えられる企業体質になっていくと感じ、実現性は高いと思われます。
配当も2017年度は75円と増配を予定しております。
個人的には配当利回り4%となる1,875円を下回ったら投資のタイミングを検討したいと思います。
スポンサーサイト