ユナイテッドアローズ(7606)が2017年3月期の決算を発表、辛うじて増収も大幅な減益に

5月8日、アパレル大手のユナイテッドアローズ(7606)が2017年3月期の決算を発表しました。
今回発表された決算内容及び来期の見通しは以下のとおりです。
(科目/2016年・2017年(今)・2018年(予))
・売上高/140,919・145,535・153,859(百万円)
・営業利益/11,071・9,165・9,953(百万円)
・経常利益/11,175・9,420・10,100(百万円)
・当期純利益/6,494・5,191・5,496(百万円)
・1株利益/214.87・174.57・194.06(円)
・1株配当/78.0・78.0・78.0(円)
なお、営業利益率は6.3%、ROEは16.1%、自己資本比率は45.2%でした。
今回の決算で特に顕著だったのは、1株利益の落ち込みで、前年と比べて20%近く落ち込んでいます。
ファストファッションの浸透に加え、最近ではメルカリなどのリユースが浸透しつつあり、洋服を買わない若者が増加しつつあります。
新規出店で売り上げ拡大を模索している同社ですが、来期の予想を見ても、洋服離れに歯止めが掛からず苦しんでいる状況が伺えます。
年々低下する営業利益率を見ると、アパレルの勝ち組と称された同社も時世の流れに巻き込まれつつあるようです。