ほぼ日(3560)がジャスダックに上場、今後の課題は「糸井後」の組織作りと製品開発

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3月16日、「ほぼ日刊イトイ新聞」などのWebサイトや「ほぼ日手帳」の販売を手掛ける ほぼ日(3560)が、JASDAQに新規上場しました。

コピーライター、糸井重里さんの個人事務所から発展した会社ですので、その注目度は抜群で、上場当日の16日は買い注文が殺到して初値が付かず。

翌日17日には、公開価格(2,350円)の2倍超となる5,410円まで上昇し、結局終値は5,020円で引けました。

このところの株高傾向で、いつ相場が転換するか皆懐疑的になっている中、IPO投資は値上がりをかなりの確率で期待できることから、最近特に人気が高まっています。

そんな中、ほぼ日についてはその注目度もあり、当選した人が本当に羨ましいです。(私は当然ながらハズレました)

カリスマ経営者によりけん引される企業は多数あります。

ほぼ日も、糸井重里さんという絶対的カリスマがいるうちはよいですが、問題は「糸井後」について。
ご本人も「2,3年は社長をやるけど、そのあとは引退したい」と公言しています。

ほぼ日は、IPOする企業の中では営業利益率10%超と優良物件ですが、課題も多くあります。

「ほぼ日手帳」の売上が収益の7割を占めること、手帳収入に偏っているために前期はいつも赤字になる傾向があること、など。

カリスマ経営者が引退をしても困らないよう組織化すること、そして次のヒット商品を作り出す仕組み作りが急務のほぼ日。

糸井さんの引退まであまり時間はありません。
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日米の個別銘柄を中心に、債券からリート、ETFからインデックスファンドまで、投資に関する気になったトピックを毎日ピックアップして更新しています。

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