非鉄大手の住友金属鉱山(5713)、2期連続の赤字も来期は黒字転換の見通しだが・・・?

5月11日、非鉄大手の住友金属鉱山(5713)が2017年3月期の決算を発表しました。
決算の内容は以下のとおりです。
(科目/2016年・2017年(今)・2018年(予))
・売上高/855,407・786,146・855,000(百万円)
・営業利益/59,720・76,390・75,000(百万円)
・1株利益/△0.56・△33.61・114.21(円)
・1株配当/31.0・11.0・35.0(円)
なお、営業利益率は9.7%、ROEは△1.9%、自己資本比率は57.1%でした。
今回の決算発表で当初予定していた赤字幅がさらに拡大し、大幅な赤字を計上することになりました。
大幅な赤字の要因は、シエラゴルダ鉱山社において前期に続き当期も減損損失を計上したことによる持分法による投資損失の増加や、連結子会社である㈱ジェー・シー・オーの施設廃止措置に向けた引当金繰入額を特別損失に計上したこと、さらに前期において計上された投資損失引当金の取崩による戻入益がなかったことなどによるものです。
来期は黒字転換、V字回復を予想していますが、資源価格に左右される同社の事業だけにあてになるかは不透明です。
当面は新興国経済、特に中国の経済状況によってニッケルや銅価格も変動しますので、注視していきたいと思います。
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