通信事業大手のKDDI(9433)、最近急増中の格安SIMもグループで取り込み増収増益

5月11日、通信事業大手のKDDI(9433)が2017年3月期の決算を発表しました。
決算の内容は以下のとおりです。
(科目/2016年・2017年(今)・2018年(予))
・売上高/4,466,135・4,748,259・4,950,000(百万円)
・営業利益/832,583・912,976・950,000(百万円)
・1株利益/221.65・197.73・229.88(円)
・1株配当/70.0・85.0・90.0(円)
なお、営業利益率は19.2%、ROEは15.9%、自己資本比率は56.7%でした。
今回の決算発表では、同社の順調な業績の拡大を確認することができました。
最近は格安SIMが取り沙汰されており、auからの顧客流出が懸念されましたが、子会社のUQコミュニケーションズや、子会社化したビッグローブなどが展開するMVNOが受け皿となり、モバイルID数を着実に増やしております。
同じ日に発表されたソフトバンクの決算発表のインパクトに押され、地味な内容に映りますが、着実な業績拡大に安心感を持つことができ、ポートフォリオを落ち着かせるには大変いい銘柄だと再認識した次第です。