eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)が新登場、信託報酬0.22%はバランスファンドで群を抜く低コスト

4月21日、三菱UFJ国際投信は、他社のインデックスファンドの信託報酬に連動してコストの下がる「eMAXIS Slim」シリーズに、バランス型ファンドを新たに設定することを発表しました。
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』募集・設定について
「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は、株式3分類(国内、先進国、新興国)、再建3分類(国内、先進国、新興国)、リート2分類(国内、先進国)を均等に12.5%ずつ分散投資したバランス型ファンドです。
ちなみに、「myINDEX 資産配分ツール」を使うと、このようになります。

2017年4月23日現在データを元にすると、平均リターン6.3%、リスク12.9%、シャープレシオ0.49となりました。
投資額が少ない人にとっては、分散投資をするにも資産を分けるのがそもそも大変ですし、定期的にリバランスをしなければなりませんので、なにかと重宝するバランス型ファンドですが、これまでコストが高いことがネックでした。
自らインデックスファンドを組み合わせた場合の加重平均コスト(信託報酬)とバランス型ファンドの信託報酬では、どのファンドでも1.5倍近く差があり、また、信託報酬は年0.5%超が大半でした。
今回の「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は0.22%と低コストで、インデックスファンドを加重平均した場合の信託報酬とさほど変わりはありません。
8資産に分類されていますから、目的の資産配分になるよう、追加でインデックスファンドを購入すれば簡単にポートフォリオを形成することができますので、資産形成の中心としてこのファンドは大いに役立つと思われます。
私の場合は、少ない資金ですが子どもの教育資金等の準備をしたく、バランス型ファンドを検討しておりましたが、ここにきてとてもいいファンドが登場してくれることになりましたので、ぜひ活用したいと考えています。
発売開始は5月9日、まずはSBI証券、楽天証券、マネックス証券から順次開始される予定です。